エアコンクリーニングを自分でする方法3選!具体的な手順や注意点

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エアコンクリーニングを自分でする方法

ここでは、エアコンクリーニングを自分でしようと考えている方に向けて、以下3種類のクリーニング方法をご紹介します。

  • 分解しない簡単なクリーニング方法
  • 分解して高圧洗浄機で行なう本格的なクリーニング方法
  • 洗浄スプレーを使う方法(おすすめしない)

エアコンクリーニングを頼みたいけど高いし、繁忙期には予約が取りずらいし、かといって急いで綺麗にしたいから、なんとか自分で掃除ができないか?とお考えの方にも役立つ情報も掲載しております。

ただ、あなたが自分でクリーニングしようと考えているエアコンがお掃除機能付きエアコンであれば、自分でお掃除するのやめておくことを強く推奨します。

詳しくは「【注意】お掃除機能付きエアコンを自分でクリーニングしない方が良い理由」でも解説していますが、通常より遥かに分解難易度が高く、おそらく初見ではエラー多発したり、動かなくなり冷房や暖房が使えなくなるだけでなく、火災につながる可能性もあります。

ここからは、ハウスクリーニング会社の社長と、現場経験10年のエアコンクリーニングのプロの2人が記事を監修し、エアコン掃除のやり方について解説していきます。

この記事の監修者
セト社長

セト社長
ハウスクリーニング屋の社長

ハウスクリーニング「おそうじワンダフル」を運営する株式会社LIFE FiTの代表取締役。現場に出ないのでハウスクリーニングスキルは並だが、代わりに事業に対しての勉強は欠かせず、顧客満足度を高めるプラン開発とスタッフ教育に従事。現在ケミカル会社の代表と自社洗剤の開発も行っている。

この記事の監修者
大川(エアコンクリーニングのプロ)

大川
ハウスクリーニングのプロ

ハウスクリーニング「おそうじワンダフル」の事業責任者でありトレーナー。特にエアコンクリーニングのスキルはハイレベルで、分解清掃ができない業者の多い富士通ノクリアXでも難なく分解クリーニングできる技術を持つ。お客様の立場にたったサービス提供意識が高く、お客様からの信頼も厚いので顧客満足度は驚きの99%。

目次

エアコンクリーニングを自分でする時の道具や洗剤

どこまでエアコンを掃除するかによって用意する道具が変わりますが、プロが使うような物を用意しなくても、100均グッズで使える物があります。

【100均編】エアコンクリーニングを自分でする時に使えるグッズ

100均グッズ
  • メラミンスポンジ
  • ブラシ
  • ぞうきん
  • スプレーボトル
  • 洗剤
使える道具用途
メラミンスポンジパネル・吹き出し口を拭く
ブラシフィルターをこする
ぞうきんパネル・吹き出し口を拭く
スプレーボトル洗剤を吹きかける際に使用
洗剤カビを落とす洗剤

見える所を拭くだけならぞうきんに洗剤を染み込ませて拭き、落ちにくい汚れはメラミンスポンジでこすればきれいになります。

フィルターの掃除の際、水で流して落ちない汚れはこすったほうがいので、ブラシを用意しましょう。

リビングにあるエアコンはキッチンの油を吸い込んで頑固な汚れになっていることがあります。フィルターの汚れが落ちない場合は、油汚れ用の洗剤を使ってブラシでこすってください。

100均グッズの持ち手の長いおそうじグッズは、柔らかすぎてうまく力が入らず、エアコン内部を拭く時に湾曲している箇所にフィットしなかったり、細かいパーツの間に入らなくて使いずらいです。

自分でエアコン掃除をするなら、ぞうきんで拭く、ブラシでこするが一番やりやすい方法だと感じました。

エアコンクリーニングを自分でする場合に使う洗剤

自分の家のエアコンを洗浄するためだけにプロが使うエアコンクリーニング用の洗剤を買うのはもったいないので、普段からよく使う洗剤で代用しましょう。

  • アルカリ電解水
  • カビキラー

今は洗剤も100均で売られているので道具を揃える時に一緒に購入しやすいです。

カビを落とせる洗剤を購入しましょう。

カビキラーをアルミフィンに吹きかけて使う場合には、水で10倍ほど薄めて使うようにしてください。原液をそのまま使うと、掃除後にエアコンをつけた時に臭いが出ることがあります。

その他あると便利なもの

エアコンを分解して掃除する場合には、もっと道具を用意する必要があります。

洗剤をかけて汚れを浮かせて水で洗い流すため、エアコンから出た汚水を受け止める道具、エアコンまわりに水が飛び散っても濡れないようにする養生が必要です。

  • ホッパー
  • マスカー
  • 養生シート
  • 蓄圧噴霧器
便利な道具用途
ホッパーエアコンにかけて洗剤や水が飛び散らないようにする
流した水を受け止める
マスカーホッパー以外に養生をする際に使用
養生シートエアコン下の物が濡れないように養生するもの
蓄圧噴霧器洗剤を吹きかけた後、タンクの水で洗い流す

マスカーはテープとビニールシートが一緒になっているもので、あればエアコンクリーニングの際に非常に役立ちます。

マスカー

業者はエアコンまわりをマスカーで養生し、ホッパーをかけて洗浄していきます。

マスカーと合わせてエアコン洗浄用のカバーを使うと、簡単に養生ができて汚水も受け止められるのでおすすめです。

業者は高圧洗浄機で洗い流しますが、他に使う用事がないのに購入するにはもったいないので、蓄圧噴霧器で代用できますよ。

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エアコンクリーニングを自分でする具体的な方法!簡単なやり方と高圧洗浄機でのやり方

エアコン内部

エアコンクリーニングで一番きれいにしないといけない箇所は、空気を取り込んで送り出すアルミフィン(熱交換器)とファンです。

アルミフィンは薄いアルミ板が並んでいるため、奥の方に発生したカビは洗剤で浮かせた後に水で洗い流さないと落ちません。

ファンは吹き出し口から手を入れれば届きますが、汚れを落とすには回しながら全体に洗剤と水をかける必要があります。

エアコンを分解してアルミフィンとファンに洗剤をかけ、高圧洗浄機で洗剤を洗い流すことができるかできないかで、洗浄方法が大きく変わってきます。

簡単なエアコン洗浄(分解なし)

分解をせずに見える範囲を掃除する方法だと自分でできる箇所は限られます。

汚れを落とせる範囲

エアコン上部・フロントパネル・フィルター・アルミフィンの表面・吹き出し口付近

必要な道具用途
ブラシ・歯ブラシアルミフィンの汚れを落とす
布巾・タオル・ぞうきんエアコン上部・フロントパネル・吹き出し口付近を拭く
洗剤布巾やぞうきんに吹きかけたり汚れにかける
脚立届きにくい場所も届くように

この方法ではアルミフィンの奥、ファンの掃除はできません。

自分でエアコンクリーニング(分解なし)のやり方

STEP
コンセントを抜く
コンセントを抜く

エアコンの掃除をする際には必ずコンセントを抜きましょう。

STEP
フロントパネルを開けてフィルターを外す
パネル
フィルター

フロントパネルの下部を手前に引いて持ち上げ、天井まで開けてフィルターを外します。

STEP
アルミフィンの汚れをブラシで取る
ブラシ

パネルを開けてフィルターを外すととアルミフィン(熱交換器)が見えるようになりますので、付いているホコリや汚れをブラシで落としましょう。

ホコリが落ちるので下にビニールシートを敷いておくほうがいいです。

掃除機の先に付属のブラシを付けて吸い込むのも効果的です。

STEP
吹き出し口から見える所を拭く
中を拭く
真っ黒

エアコンの風が出てくる吹き出し口にまでカビが発生していることがあるので、雑巾などで届くところを拭きましょう。

STEP
フィルターを洗って拭く
フィルターを洗う

洗剤をかけてブラシで優しくこすってフィルターを洗い、タオルやぞうきんで拭き上げます。

ホコリが大量についている場合は、先にフィルターの表側から掃除機で吸い取りましょう。

STEP
エアコンの上部を拭く
エアコンの上を拭く

エアコンの上部にもホコリが溜まっているので拭きます。

※この時にエアコンを運転していると、布巾やタオルなどが内部に入ってしまうことがあるので、運転は停止しコンセントを抜いておきましょう。

STEP
フィルターを取り付けてフロントパネルを閉める

洗って拭いたフィルターを取り付けてパネルを閉めれば完了です。

 

簡単な方法だとアルミフィンと内部のファンを洗い流すことはできませんが、まわりについているホコリやカビを取ることはできます。

取り外せるならルーバーを外すとさらに中まで届いてキレイにできますが、機種によって取り外し方が違うのと、割れやすいので無理には外さないほうがいいです。

目に見える部分はきれいになるので、やらないよりは気持ちがスッキリはしますよ。

エアコンクリーニングを自分で高圧洗浄機でする方法(分解あり)

エアコンを分解する場合、アルミフィンとファンに洗剤をかけて水で洗い流すことができます。

ただし完全分解洗浄ではないので、壁とエアコンのすき間、ドレンパンに発生しているカビや汚れを落とすことはできません。

汚れを落とせる範囲

フロントパネル・ルーバー・フィルター・アルミフィン・ファン・エアコン内部の下から覗いて見える範囲

スクロールできます
必要な道具用途
養生シート(ゴミ袋でも可)
(1,348円)
エアコンまわりに水がかからないようにするため
養生テープ
(230円)
養生シートと留めるため
バケツ汚水を受け止める
ブラシ・歯ブラシ分解したパーツを洗う
布巾・タオル・ぞうきん洗ったパーツを拭き上げたり、濡れたエアコン周辺を拭くため
脚立エアコンに届く高さが必要
ビニールシート脚立の下に敷いて床が汚れないようにする
エアコン用洗剤
(648円)
エアコンを洗浄する
噴霧器・スプレーボトル
(1,500円)
洗剤を流す用
(高圧洗浄機があれば尚よし)
エアコン洗浄用カバー
(1,000円)
エアコン周辺に水が飛び散らないようにする

※値段は今回購入した物

本格的に洗浄する場合はエアコンの分解が必要ですし、用意する道具も多くなります。

高圧洗浄機を使うときの注意点!特にケルヒャーは注意

ケルヒャーでエアコンクリーニングをしたい人が多いようですが、ケルヒャーは水の勢いが強すぎるので使うならエアコン洗浄用のノズルを用意してください。

水圧が強いとアルミフィンが曲がってしまい、空気の通りが悪くなってしまいます。

水をアルミフィンに向かって真っすぐに当てないといけません。

高圧洗浄機でエアコンクリーニング(分解あり)のやり方

STEP
コンセントを抜く

作業をする前には必ずコンセントを抜きましょう。

STEP
フロントパネルを取り外してフィルターを外す
パネルを開ける

フロントパネルは機種によって取り外し方が違うので、取り扱い説明書を見て外してください。

無理に力を入れると割れるので気を付けて外しましょう。

STEP
ルーバーを取り外す

風向きを変えるルーバーは大体3点で留まっており、まずルーバーをたわませて真ん中を取り外します。

真ん中が外れたら両サイドをスライドさせて外します。

たわませると割れやすいので力を入れすぎないように注意してください。

機種により外し方が違うので説明書で確認をしてください。

STEP
本体カバーを取り外す

本体カバーは、天井奥で引っかかっているツメと本体下部分にあるビスを外して取り外します。

(機種よってツメやビスの位置は違います)

ツメとビスの場所を確認して取り外してください。

STEP
エアコンの基盤を養生する

本体カバーを外したら、エアコンの右側にある基盤が濡れないように養生をします。

基盤とアルミフィンのすき間にタオルを入れ、上からビニールをかけて養生テープで留めます。

基盤全体を覆うようにビニールをかけるイメージです。

STEP
エアコンまわりを養生をする

脚立の下はビニールシートを敷いておき、水がかからないようにエアコンのまわりを養生します。

コンセントにも水がかからないように、プラグと差込口に養生テープを貼っておきましょう。

エアコン下側の壁とエアコンのすき間にビニールを差し込み、さらにタオルをかましておくと安心です。

養生をしっかりしておかないと水が漏れて大変なことになりますので、洗浄よりも大事なところです。

エアコンの近くにテレビやベッドなど移動できない家具がある場合は、ビニールをかけましょう。

ゴミ袋を開いて養生に使うこともできますが、つぎはぎになって間から水が漏れることを考えると養生シートが使いやすいです。

STEP
エアコンに洗浄用カバーをかけ、ホースの先をバケツに入れる

エアコン洗浄用カバーをエアコンにかけ、汚水が流れるホースの先をバケツに入れます。

エアコン下に付けたビニールをホッパーの中に入れておけば、万が一ホッパーの外に出てしまった水も中に入ります。

STEP
アルミフィンに洗剤をかける

エアコン洗浄用の洗剤を薄めてスプレーボトルか噴霧器に入れ、アルミフィン全体に吹きかけます。

STEP
内部の送風ファンに洗剤をかける

吹き出し口から手を入れ、送風ファンをゆっくり手で回しながら洗剤をかけてください。

STEP
高圧洗浄機で洗剤を洗い流す

高圧洗浄機か蓄圧噴霧器で、アルミフィンとファン洗剤を流していきます。

汚れは上から下へ流れるので、アルミフィンの上側から横向きに先端ノズルを移動させて流していきます。

送風ファンは水圧で回転しないよう片手で押さえ、ゆっくり回してファン全体の洗剤を洗い流します。

斜め横から水をかけるとアルミフィン曲がるので、アルミフィンに向かって真っすぐ水を当てるようにしてください

STEP
カバーとエアコンまわりの養生を取る

洗い終わったら汚水を受け止めていたカバー、エアコンまわりのシートを取り外します。

まだ水滴が出てくるので下に敷いたビニールシート、テレビやベッドなどの家具にかけている養生は取らないでおきましょう。

汚水はトイレかお風呂場に流してください。

STEP
分解したパーツを洗う

取り外したパーツを洗います。

エアコンを洗浄する前に洗剤をかけておくとすぐに汚れが落ちて洗いやすくなります。

水をかけて洗剤で落ちていない箇所の汚れはブラシでこすります。

洗ったあとはしっかり水気をきって拭いてください。

STEP
パーツを取り付けていく

拭き上げたパーツを取り付けていきます。

STEP
送風でエアコン内部を乾かす

パーツを取り付けたら1時間程度、送風運転をしてエアコン内部を乾かしてください。

まだ水滴が落ちてくるので、下のビニールシートと家具の養生はそのままにしておきましょう。

STEP
乾いたら養生を取り外す

エアコンが乾いたらビニールを外して完了です。

家にない道具を揃えて料金は4,726円、時間は4時間かかりました。

数千円プラスして業者にしてもらったほうが時間は1時間~2時間程度で終わりますしキレイにしてもらえるので、普段使わない道具を揃えて無理に自分でするより、業者に頼んだほうがよっぽどスムーズだなと感じました。

業者だと、ノーマルエアコンなら訪問して1時間で作業は完了します

エアコン洗浄スプレーでエアコンクリーニングを自分で方法!推奨しない

エアコン洗浄スプレー

ドラッグストアやネットショッピングで売っている『エアコン洗浄スプレー』を使って自分でエアコンクリーニングする方法もあります。

汚れを落とせる範囲

アルミフィンの前面(ひどい汚れは落ちない)

エアコン洗浄スプレーでのクリーニング方法

STEP
エアコンのパネルを開きフィルターを外す

エアコンのパネルを開いてフィルターを外し、アルミフィンが見える状態にします。

STEP
アルミフィンにスプレーを吹きかける
スプレーする

缶を5~6回振り、アルミフィンに1本全部吹きかけます。基盤がある右側には吹きかけないようにしましょう。

吹きかけたら中でシュワシュワと音がします。

STEP
約10分放置したら終了

10分経過したのち、フィルターを付けてパネルを戻したらエアコンを使用できます。

洗浄水はドレンホースから排水されます。

我が家のエアコンは5~6年エアコンクリーニングをしていないのでカビが発生しており、スプレーを吹きかけてもカビは全然落ちませんでした。

入念に吹きかけていると1本はすぐ終わってしまい、汚れがひどい場合は2本使わないと全体に行き渡りません。

しかもアルミフィンの上部はカバーで覆われているためスプレーが届かず、前面だけしか吹きかけられません。

アルミフィン
左半分スプレー未・右半分スプレー後

アルミフィンの表面についたホコリはスプレーで取れていますが、肝心のカビは取れていません。
※黒く点々としているのがカビ

我が家のエアコンには、エアコン洗浄スプレーでは期待していた効果はありませんでした。

エアコンクリーニングをしてもらった後、キレイさを保つためにスプレーするのがいいのかもしれません。

スプレーした洗浄液がエアコン内部に残るとそこにカビが生えやすくなるのでご注意ください。

スプレーを使って自分で掃除しないほうがいい理由について、エアコン洗浄スプレーのおすすめと選び方!使ってはいけないと言われる理由で詳しく説明しています。

洗浄スプレーする際も養生した方がよい

飛び散り

洗浄スプレーをかけている途中、跳ね返りでしぶきが飛んでしまったので、ビニールや新聞紙などで部分的に養生しておいたほうがいいですよ。

エアコンの室外機クリーニングを自分でする方法

室外機

外にある室外機はホコリやゴミ、草などが絡みつきやすいので、定期的に掃除をしましょう。

洗浄しない場合はエアコンまわりのゴミを取ったりほうきで掃いてキレイにしてください。

必要な道具用途
エアコン用洗剤室外機を洗浄する
噴霧器・スプレーボトル洗剤を流す用
(高圧洗浄機があれば尚よし)
ドレンホースクリーナードレンホース内を掃除する
STEP
室内機のコンセントを抜く

室外機の掃除をする時も室内機のコンセントは抜いておきましょう。

STEP
カバー・ファン・アルミフィンに洗剤をかける

室外機のカバー、中の回っているファン、アルミフィンにエアコン用洗剤をかけます。

STEP
水で洗い流す

噴霧器に水を入れ、かけた洗剤を洗い流します。

室外機の右側に基盤が入っているので右側には水を当てず、アルミフィンの汚れを流してください。

STEP
ドレンホースの掃除をする

ドレンホースからは室内機で発生した水が流れ出てくるので、詰まっていると水漏れの原因になります。

中を真空にして詰まりを取る「ドレンホースクリーナー」があれば簡単に掃除ができます。

1,000円~2,000円程度なので1つ買っておけば、いつでも自分でドレンホースの掃除することができますよ。

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STEP
室外機まわりを掃除する

室外機まわりはベランダだと糸くずや髪の毛、戸建ての場合だと草やゴミが絡まっていることがありますので、ゴミを取り除いてキレイにしておきましょう。

室外機付近に物を置いておくのはエアコンの冷えが悪くなる原因になるため、置いている物は移動させてくだdさい。

室外機は室内機とつながっているホースの長さが決まっているので、無理に動かしてはいけません。

周りに壁がある場合はすき間から洗浄するようにし、室外機向かって右側の基盤に水がかからないようにしましょう。

道路沿いに室外機がある場合は、洗う際に人が通らないか確認してください。

エアコンクリーニングを自分でする際の注意点

エアコン掃除の注意点

自分でエアコンクリーニングをする時には注意することが多く故障するリスクが高いものですので、慎重に行いましょう。

コンセントは必ず抜く

エアコンをつけたまま掃除をしていると、エアコン内部にお掃除用シートやティッシュが入ってしまった、ということがあります。

エアコンは空気を吸い込んでいるので、吸い込み口付近を拭いているとシートを吸い込んでしまうのです。

また、電源を入れたままだと回転しているファンでのケガや感電する恐れがありますので、自分でエアコンクリーニングをする際はコンセントを必ず抜きましょう。

養生はすき間がないようにしっかりと

エアコンクリーニングを自分でする際に一番しっかりしないといけないのが「養生」です。

エアコンと壁にすき間がないようにビニールを貼り付けるのは簡単なようで難しく、すぐにはできません。

ホッパーをかければ大部分の水を受け止められますが、慣れていないとすき間から水が漏れる可能性があるので、ホッパーだけではなくビニールで養生しておくと安心です。

エアコンだけではなく下に本棚やテレビ、ベッドなどがある場合は水しぶきが飛んでも濡れないようにビニールをかけておきましょう。

パーツは割れやすいので丁寧に扱う

パーツを取り外す際や洗う際、細い箇所、突起部分など扱いに注意しないとすぐに割れてしまいます。

パーツはプラスチックなので、特に製造年から10年以上経っているエアコンだと経年劣化による破損が起こりやすくなっています。

思いのほか簡単にポキッと折れるので、無理に外そうとしてはいけません。

基盤に洗剤・水がかからないようにする

水で洗い流すエアコンクリーニングを自分でする場合、基盤に洗剤や水がかかると故障する恐れがあるので、養生をしっかりしないといけません。

基盤をタオルで覆った上からビニールをかけ、洗剤や水をかける際にはノズルの先を基盤の反対側に向けて洗浄します。

アルミフィンの基盤ギリギリまで洗浄するのではなく、基盤から3~5cm離れたところには洗剤と水をかけないほうが無難です。

洗剤をかけたらしっかり洗い流す

アルミフィンやファンにかけた洗剤は水でしっかり洗い流さないと、洗剤が残っていると臭いの原因になります。

キレイにしようとしているのに洗剤や汚れが残っていたのでは意味がないので、黒い水が透明になるまで流し続けましょう。

バケツに溜まっていく水が溢れないように注意してください。

室外機は動かさない

室外機は壁の近くに設置されていることが多く、裏側のアルミフィンを洗浄しようとすると狭くて手が届かないかもしれません。

だからと言って、室外機を移動させてしまうと室内機とつながっているホースが外れてしまいます。

エアコンは設置する際にホースの長さを決めて室内機を設置しているため、移動は想定されていません。

洗浄したいからと無理に室外機を動かさないようにしてください。

【注意】お掃除機能付きエアコンのクリーニングは自分でしないほうが良い

お掃除機能付きエアコン
お掃除機能付きエアコンにはお掃除ロボットが付いている

お掃除機能付きエアコンと聞くと、お掃除不要のエアコンのように思いますが、あくまでも”フィルターについた埃を自動掃除するだけの機能”なので、冷房を使えば内部にカビは生えますし、フィルター以外に付いたホコリはそのままなので掃除をしないとどんどん汚れていきます。

しかし、そんなお掃除機能付きエアコンは内部構造が非常に複雑になっており、自分でクリーニングするのは難しいのでやめておくことを推奨します。

お掃除機能付きエアコンと間違いやすい機能
エアコンのリモコン

エアコンのリモコンに「内部洗浄」や「内部クリーン」ボタンがあり、それを”お掃除機能付き”だと勘違いされる方が多いですが、お掃除機能ではありません。

内部洗浄や内部クリーンは、運転停止後に送風や暖房(乾燥)運転を行ない内部を乾燥させることでカビを発生しにくくする機能のことです。

冷房を使った後のエアコン内部は水滴がついていて湿気がこもっている状態なので、そのままにしておくとカビが発生しますが、エアコン内部を乾燥させることで湿気がなくなりカビが発生しにくくなります。

すでに発生しているカビを掃除することはできません

お掃除機能とは、お掃除ロボットがフィルターのホコリを取る機能なので、内部クリーンとはまったく違う機能です。

フィルターの掃除は自分でしなくてもすみますが、ダストボックスに溜まったホコリは時々捨てないといけません。

お掃除機能付きエアコンだとリモコンには「手動おそうじ」「フィルターそうじ」といったボタンがあります。

お掃除機能付きエアコンを自分でクリーニングすると起きやすいこと

お掃除機能付きエアコンを自分でクリーニングしようとすると、多くの場合以下のようなことが起きます。

  • お掃除ロボットを外せない
  • パーツの外す順番が分からず分解ができない
  • 分解こそできたが、引っ掛けている箇所のパーツを破損する
  • 組み立て方が分からない
  • 基板の配線を間違える
  • 取り外してはいけない配線をとってしまう
  • 上手くパーツが収まらずカバーが入らない
  • エラーが出てエアコンが起動しない
  • お掃除ロボットが壊れた
  • 異音が鳴るようになった
  • 配線の接触不要を起こし火花が出た

お掃除機能付きエアコンのクリーニングは、基盤につながっている配線を抜く必要があり、うまく外せたとしてもプロでも元に戻すのが難しい機種も沢山あります。

そして、配線の繋ぎ方を失敗するとまずエラーが起こり、そもそも起動しなくなってしまうだけでなく、メイン部分の電源にかかるコネクタの接続ミスや接触不要を起こす火災が起きる可能性もあります。

だからこそ、お掃除機能付きエアコンは自分でせずに、エアコンクリーニング業者に頼んでいただくことを推奨します。

家電量販店で「お掃除機能付きエアコンは掃除しなくていい」と言われることがありますが、実際カビが生えて汚れているエアコンを何台も見ているので信用してはいけません。

\業者に頼む際に参考にしたい/

エアコンクリーニングは自分でやるより業者に任せるべき

自分でエアコンクリーニングをしようと思えばできますが、分解してアルミフィンとファンの洗浄までしようと思うと故障のリスクもありなかなか大変です。

簡単に掃除した場合、見える範囲だけでもキレイになってスッキリはしますが、アルミフィンと中でくるくる回っているファンがカビだらけなのが気になります。

分解しないとはいえそれなりに労力を使っているのに、重要なところが掃除できないとモヤモヤが残ります。

道具を揃えるとしても、エアコンクリーニング以外に使い道がないものばかりなので、わざわざ購入してまで自分でする意味があるのかと思ってしまいます。

費用はかかるけど業者に頼むほうが確実でラクだと自分でやってみて感じました。

信頼できるエアコンクリーニング業者を探してお願いするのが一番早いですよ!

\業者にエアコンクリーニングを頼むなら/

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