ちょっと目を離したスキに机に書かれた落書き。
これ、落ちるかな…とお悩みの方。
机の材質にもよりますが、机についた油性ペンは布などに比べて簡単に落ちる可能性が高いので、安心してください。
今回は机についてしまった油性ペンの汚れを実際に7つのアイテムを使って、どれが一番落ちるか、検証しました。
その結果を踏まえて、油性ペンの汚れを落とす具体的な手順を最後でご紹介しています。
「早く落としたい!」という方は目次から記事最後の手順までジャンプしてくださいね!
机についた油性ペンの消し方
このように机に油性ペンで書いた線を、消していきます。
今回使用したアイテム
- 消毒用エタノール
- 除光液
- クレンジングオイル
- メラミンスポンジ
- 歯磨き粉
- コンパウンド
- ハイター
- マット塗装がされた机
- 油性ペンはマッキー
今回はあえてマット加工(塗装)がされている、いかにも汚れが落ちにくそうかつデリケートな机で試してみました。
それでは検証結果を一つづつお伝えします。
ちなみに結論からお伝えすると、最適な落とし方ができるのは「クレンジング」で、次に「エタノール」でした。
油性ペン落とし検証①:エタノール
使用アイテム | 消毒用エタノールIP |
最終評価 | 少し薄くなる程度。 |
キレイに落とすなら | 根気よくこすり、薄くなったらメラミンスポンジで軽くこすって仕上げる |
エタノールを使った検証の様子
消毒用エタノールを布に染み込ませて、しばらくこすり続けていると、かなり薄くなりましたが、完全には落ちていません。
ちなみに、アルコール度数99%以上の無水エタノールなら、さらに効果がありますが、ご家庭にない場合が多いので、今回は価格的にも手に入りやすい消毒用エタノールを使用しました。
油性ペン落とし検証②:除光液
使用アイテム | コージー エナメルリムーバー(アセトン入り) |
最終評価 | 塗装が溶けてしまった |
キレイに落とすなら | ー |
除光液を使った検証の様子
次はアセトンフリーの除光液を布に染み込ませ、こすります。
はじめは、「おぉ!さすが除光液!」と思ったものの、みるみるうちに塗装まではがれてしまいました。
ベタベタして、余計に目立つように。みなさんはお気を付けくださいね。
今回は、アセトンが配合された除光液を使用しました。
塗装されている机には、絶対に除光液は使わない!
油性ペン落とし検証③:クレンジングオイル
使用アイテム | ソフティモ ホワイトクレンジングオイル |
最終評価 | かなり目立たなくなった |
キレイに落とすなら | 10分ほど放置し、拭き取って、薄くなったらメラミンスポンジで軽くこすって仕上げる |
クレンジングを使った検証の様子
汚れの上にたらして、10分ほど放置した後、拭き取ります。
机を傷つけることなく、汚れをかなり落とすことが出来ました。
さらにここからメラミンスポンジでこすると、ほぼわからないくらいになりましたよ!
その他の検証
- メラミンスポンジ
- 歯磨き粉
- コンパウンド
- ハイター
に関しては全く効果なし。
もう汚れはびくともせず、という結果でした。
結果!一番落ちたのはクレンジングオイル
今回の実験で一番、机を傷つけることなく油性ペンを落とせたのはクレンジングでした。
さらにあとが目立たないようにするにはクレンジングを置いて30分ほど放置、ふき取り後にメラミンスポンジで軽くこするという組み合わせが効果的です。
ちなみに、今回は特に落ちにくそうな机で検証しましたが、シートでコーティングされているタイプの机ではほとんどのもの(ハイター・メラミンスポンジ以外)できれいに落ちました。
そのほかにも
- フローリング(木製を除くシート仕上げのもの)
- ファイル
- おもちゃ
などは基本的に樹脂やプラスチックで出来たものが多いので、今回の実験と同じ方法で落とすことが出来ます。
ただし、木製の机や、無垢・コーティングされたフローリングは汚れが取れないどころか傷めてしまい余計に目立つなんてことになりますので、プロに依頼してリペアの処置をしてもらうようにしてください。
また、プラスチック製品はアルコール、除光液、ハイターにふれると変質・変色が起こるものもあるので、目立たないところから少しずつためしてみてくださいね。
机についた油性ペンを落とす具体的な手順
- 汚れのある部分にクレンジングオイルをかける
メラミンシート仕上げの机の場合は、除光液やエタノールのほうがスピーディに落とせますが、痛むのが心配な方は、クレンジングのほうが安全です。 - 10分ほど放置し、拭き取る
除光液やエタノールの場合は布に染み込ませ、素早く拭いてください。 - メラミンスポンジで軽くこする
柔らかい素材の場合はメラミンスポンジによって削れてしまう恐れがあるので様子を見ながらこすってくださいね!
以上です!
ただし、何度も言いますが、
- 塗装されていないかの確認
- 木製ではないかの確認
の確認は必ずするようにしてくださいね!