
夏が終わった衣替えの季節に気になるのは、大切な夏服の保管方法。
一年ぶりにクローゼットから取り出してみたらシワや黄ばみでガッカリ…なんていうことはありませんか?薄手の夏服ならなおさら注意が必要ですよね。
ワンシーズンお世話になった夏服だからこそ、キレイな状態で保管したいものです。
今回は、自宅で気を付けたい夏服の保管方法のポイントから宅配クリーニングの活用術までをわかりやすくご紹介します。
夏服の汗汚れによる黄ばみ防止方法

夏服の黄ばみの原因はなんといっても汗や皮脂。毎日洗濯しているつもりでも繊維の中には見えない汚れが残ってしまうことも。これを放置しておくと汚れはどんどん落ちづらくなり、黄ばみとして表れてしまうのです。
黄ばみを防いで保管するためには、面倒でももう一度洗っておくこと。そうすることで、夏服の傷みは少なくなります。
収納前の洗濯方法

部分汚れには液体洗剤を塗り込む
汚れが残りやすいのは襟や袖口、そして汗をかきやすい脇の部分です。
そうしたところには部分用の洗剤を塗り込んでから洗濯機に入れましょう。部分用洗剤をお持ちでない場合には、酸素系漂白剤を水に溶いたものや液体洗剤を塗って、生地になじませてから洗濯をするといいですよ。
全体的な汚れには「つけ置き」
何度も着たTシャツや白系のシャツなどは全体に汚れが付きやすいので、つけ置き洗いがおすすめです。粉末の酸素系漂白剤を桶やバケツに50℃ほどのお湯で溶いて、その中に20分ほどつけてから洗濯機で洗います。
ただし色柄ものは落ちてしまうので要注意。
また、漂白剤でのつけ置きは、匂いにも有効です。
すすぎにはキレイな水を使う!
衣類に洗剤が残っているとそれが黄ばみの原因になることも。粉せっけんは落ちにくいので、なるべく液体洗剤を使うようにしましょう。
すすぎにお風呂の残り湯を使う人もいると思いますが、最後のすすぎには必ずキレイな水を使うようにしてください。
お風呂の残り湯ですすぐと匂いが付いてしまうこともあります。
虫食いやシワを防ぐ収納とは?

せっかくキレイ洗濯をして収納しても虫食い穴が開いたり、シワが付いたら台無し。来シーズンまで美しい状態で保管するポイントを押さえておきましょう。
しっかり乾かして、湿気の少ない日にしまうことでカビや匂いを抑える
衣類が湿気ているとカビや汚れの原因となります。洗濯やクリーニングした後も陰干しをするなど、しっかり乾かしましょう。雨の日を避けて、できるだけ湿度の低い日に収納するのもポイントです。
衣装ケースやタンス、クローゼットには除湿剤を置いておきましょう。
防虫剤は衣類の上に置く
防虫剤は防虫成分が気体となって衣類を虫から守ってくれます。この成分、空気よりも重いため上から下へ包み込むように広がっていきます。
そのため、防虫剤を使うときは、できるだけ密閉できる衣装ケースなどを使い、衣類の上に置くようにしましょう。衣類の下に防虫剤を置いてしまうと効果が半減するので注意してください。
クローゼットなどの収納サイズに合わせた「たたみ方」を
夏物は生地が薄めなのでシワになりやすいもの。さらに、薄いからといってギュウギュウ詰めに入れてしまうのもシワの原因。収納場所やサイズに合わせた方法を見てみましょう。
ハンガー収納
形が不安定でシワが付きやすいスーツやワンピース、スカートなどは、ハンガーで収納しておくのが一番。逆に伸びやすく、型崩れしやすいTシャツはハンガーには不向きです。
ハンガー収納で気を付けたいのが、ハンガーの大きさです。洋服のサイズに合っていないものを使うと型崩れの原因に。男性のスーツなど肩幅のあるものなどには、長さを調整できるものを使うといいでしょう。
湿気やカビ防止のためには、クローゼットに詰め込み過ぎないこと。空気の通り道となるような隙間を作ってあげましょう。
クリーニングから帰ってきたらビニールカバーも湿気がこもる原因となります。すぐに外し、少し陰干ししてからしまうようにしましょう。
引き出し、衣装ケース収納
Tシャツやカットソ―などはたたんでしまうのがベスト。
とはいえ、適当にたたんでしまうとそれがシワになることも。少し手間はかかりますが、収納スペースにあったサイズにたたむために、一度厚紙などで四角の型紙を作って、その型を囲うようにたたんでいきましょう。
そうすると、すべての服が同じサイズにたためて余分な隙間もできず、シワ防止になります。
保管もできる宅配クリーニングなら収納スペースにも困らない!
さっきまで収納方法についてご説明してきましたが、衣替えの季節になると、一つ頭を悩ませるのは「収納スペース」ではないでしょうか。
そんなに買った覚えもないのに、まとめてみると押し入れやクローゼット入りきらない…なんてことはありませんか?
そこで活用したいのが、「宅配クリーニング」です。
宅配クリーニングなら夏服の汗染みをキレイに取ってくれることは言うまでもなく、半年以上の間、大事な衣類を最適な条件下で保管をしておいてくれます。
つまり、季節衣類を収納しておくスペースを作る必要がないということ。収納スペースが少ない方にもおすすめです。
また衣類に合わせた最適なクリーニング方法で洗濯をしてくれます。
長期保管できる宅配クリーニング
宅配クリーニングで保管を行っているところは複数あります。
そこで今回は、オススメの2社をピックアップさせていただきました。
どちらも染抜きまで無料でやってくれるのに安いんです。
質を重視する人向けのリナビス
創業56年の老舗クリーニング店「リスナビ」。熟練した職人たちが、1点1点人の目で確認をして衣類に最適な方法で洗い、確かな技術で無料でシミ抜きまでしてくれます。

乾燥機を使わない自然乾燥や機械を使わない方法での手仕上げで衣類を傷めることなく、美しく仕上げてくれます。
その状態で、最大6か月保管してくれるので、自宅での保管に自信のない方にはおすすめ。

職人の愛を感じる仕上がりです。
安さを求める方はせんたく便
せんたく便のうれしいところはなんといっても、その安さと保管期間の長さ。
5点~30点の少量からのパック料金もありますが、一番のオススメは85リットルの収納袋に詰め放題で17,780円のパック。

横40㎝×縦44㎝×奥行48㎝もあるので、夏服がまるっと入ってしまうかも?
何より、クリーニングをして保管までしてくれるから便利です。空いたクローゼットからも嫌な匂いがせずに、気持ちよく冬服をクローゼットに掛けられますね。
せんたく便の夏服の預かり期間は最大9カ月

最大9か月間も保管してくれるので、次のシーズンまで安心して預けておくことができます。
注文期間が12月31日までと決まっていますが、早く出しても遅く出しても料金は変わりませんので、できるなら早めに出す方がお得ですね。
大切な服を来シーズンも着るために
夏服の保管方法、いかがでしたでしょうか?
少し手間がかかるなぁなんて思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもこれも大切な洋服を来年も美しく着るために必要なこと。
時間がない方は宅配クリーニングも上手に活用して、秋冬を迎えるための衣替えをしてください。
コメント